政治学者 高橋 肇のブログサイト。 政治学を中心とした学術的なテーマを掲載。 その他のテーマは、たかはしはじめ日記へ。

 

Hajime TAKAHASHI's Politics

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政治学A(中京八事/2009春)の記事一覧
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2009
07/30
Thu
Category:政治学A(中京八事/2009春)

試験の結果について 

一昨日(7/28)定期試験を実施しました。すでに採点を終え、成績表も提出しましたので、その結果について、統計的データを公開するとともに、若干のコメントを付しておきます。

今回の受講生にとっては、自己評価の参考になると思いますし、来期以降の受講生にとっては、科目受講の参考になるかと思います。


受講者数 149名
受験者数 117名   (試験受験率  78.5%)

試験(70点満点)の平均点 59.5点 (※残り30点はレポート点 10点×3回=30点)

仮に試験の成績が平均点だとすると、レポート点で1点を越えれば単位取得となる。

評点全体(100点満点)の平均点は、71.9点だった。


レポート点(30点満点)と合わせた合計点(100点満点)による合否。

                (構成比 対受験者数)
S(90点以上) 22名   (18.8%)
A(80点以上) 46名   (39.3%)
B(70点以上) 18名   (15.4%)
C(60点以上) 13名   (11.1%)
D(60点未満) 18名   (15.4%)
F(不受験)    32名       (-)

合格率(対受験者数比) 84.6%

試験を受けた者のうち、84.6%が合格(=単位取得)。うち、18.8%がS評価であった。A評価以上は、58.1%と、6割近くがA評価以上であった。

昨年と比べて成績上位者が多かった反面、合格率が低かった。

コメントをいくつか。

1)今回は例年に比べて、評価Dの者がかなり多かった。評価Dの18名のうち、レポート提出0回の者が13名と圧倒的であった。ちなみに、この13名の試験の平均点は31.4点であった。レポート提出1回の者が4名(試験の平均点は33.3点)、レポート提出3回の者1名(試験15点)であった。

※D評価の者は試験の点も低いが、レポート点が無い(もしくは低い)ことが決定的である。

2)C評価13名のうち、レポート点を加えた100点満点中、65点以上が3名、60点以上65点未満が5名、55点以上60点未満が5名であった。本来ならば60点以上をC評価(合格)とすべきところ、55点まで救済した。

3)試験の評点を70点にしたことで、レポート提出がなくても単位を取得した者が7名いた。その善し悪しの判断は迷うところだが、試験の評点を60点としていた昨年までの方式であれば、この7名中、試験が満点であった1名を除いては単位取得不可となっていたかもしれない。言えることは、授業への態度や理解において明らかな二極分化が生じているということである。授業でなにかを得ようとして意欲的に学ぶ学生と、単に単位取得だけを目的にする学生との間の深い亀裂を伴った二極分化のように思われるのだがどうだろうか。
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Posted on 14:40:00 «Edit»
2009
07/14
Tue
Category:政治学A(中京八事/2009春)

政治学A(中京八事/火3/2009春) 第13回  

2009年度春学期
政治学A
日本の政治の現在

第13回

2009年、熱い夏
7月21日解散、8月30日投票で首相と与党が合意
 (28日会期末までに解散、9月6日投票も?)

「麻生降ろし」は沈静化するのか?
自民党からの離党、分裂はあるか?

政党内競争から政党間競争へ
政党間競争の論理が強く働くことで、政党内競争から政党内結束の論理の強化へ?

政府・与党二元体制から、首相(総裁)を支える政党へ
 ⇒(「自然な与党」から「政権を争う政党」へ)

国会多数派(政権党)が選んだ総裁である。
国民が選んだ国会多数派(政権党)である。

議院内閣制と首相
第六十六条 ① 内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織する。 ③ 内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負ふ。
第四十三条 ① 両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する。
政権交代のある政党政治
官僚内閣制から議院内閣制へ

政府・与党二元体制から「一元的に内閣を支える政権党」へ

省庁代表制から政党代表制へ

政党による政治的リーダーシップへ


1993年 細川政権の成立 政治家の手による政権交代

1996年 新進党実験 最初の小選挙区選挙

2000年 民主党の挑戦 第一次民主党

2003年 新しい民主党の挑戦 第二次民主党

2005年郵政選挙 小泉自民党の圧勝

2009年政権交代選挙へ

政党政治の精神
民主制的統合と政治的責任
民主主義的な責任意識の欠如
権力の制度化とその担い手


<さらなる学習の勧め>

政治の精神 (岩波新書)政治の精神 (岩波新書)
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2009
07/07
Tue
Category:政治学A(中京八事/2009春)

政治学A(中京八事/火3/2009春) 第12回  

2009年度春学期
政治学A
日本の政治の現在

第12回

議院内閣制の確立へ

80年代日本の議院内閣制
官僚内閣制と政府・与党二元体制
政党の凝集力の弱さと省庁代表制
政権交代の不在と審議会政治や擬似政権交代
⇒曲がりなりにもうまく機能していた

90年代以降の機能不全
権力核の不在
権力核の民主的統制
政策の首尾一貫性

日本的議院内閣制の機能不全

権力核の不在
既存政策の廃止や方針転換
分野横断政策やトレードオフ不可避の政策判断

権力核の民主的統制
選挙による政権選択の不在

政策の首尾一貫性の確保の困難

どうすれば機能不全は解消するか
衆議院選挙における政権選択選挙の実現
内閣総理大臣の強化

政権政党連合
首相候補
政権公約

⇒首相の地位の向上
首相中心の議院内閣制へ
総選挙を通じた首相の地位の向上
内閣と与党の一元化
大宰相主義へ
内閣と与党の一元化

参議院の自己抑制(議院内閣制と二院制)
頻繁な大臣交代の慣行の修正

政治・行政改革による構造変化

リクルート事件から政治改革へ
1993年細川内閣の成立と選挙制度改革

政界再編と選挙制度改革の効果

自民総裁選を通じた小泉内閣の誕生へ

政権選択選挙の定着と郵政解散

橋本行革による首相の地位の強化
内閣機能強化と省庁再編
内閣における首相の主導性の確認
内閣官房の強化
内閣府の創設
省庁再編による省庁間調整の容易化

副大臣・政務官制度
政府委員制度の廃止

小泉首相による首相主導体制の確立
経済財政諮問会議の活用

政官関係の変容
規制緩和と官業縮小
省庁代表制の変容
「省庁官僚」から「内閣官僚」へ
地方分権一括法による分権化の進展

政府・与党二元体制の変容
首相(内閣)に協力する与党へ

更なる改革課題
衆議院議員任期と首相任期(総裁任期)のずれの是正
総選挙を意識した総裁(党代表)選出制度へ

政権公約の形成と実現

省庁代表制から政党を通じた代表制へ

新しい政党イメージへ
政党アイデンティファイ

二院制と議院内閣制
衆議院の優越性の弱さ(⇔下院優位の英国)
「ねじれ」による参院問題の顕在化

政府に対立する第二院をどうするか
第二院の権限の制限か、第二院の廃止か
第一院に基礎をおく政府の優位の確立へ
第二院の党派対立からの解放
法案の正否を左右しない第二院へ


官僚制の再建

統制の規範
官僚は政治家に従わねばならない

分離の規範
政治的中立性と相互独立性

協働の規範
責任ある政治家と能力ある官僚

その他の課題

司法の活性化
司法機能の拡充と強化

グローバル化と国家主権の変容
透明性のある決定の必要
意思決定の中心の明確化

地方分権の進展

官民境界線

価値観の多様化


議院内閣制と政党政治

柔軟性を持った政党
民意を集約する政党
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2009
06/23
Tue
Category:政治学A(中京八事/2009春)

政治学A(中京八事/火3/2009春) 第11回  

2009年度春学期
政治学A
日本の政治の現在

第11回

政権交代なき政党政治

「自民党システムとはなにか?」

政党政治が議院内閣制を機能させる

「対話と説得」<=>「意見調整と決定」
競争的政党制

政権基盤としての議会内多数派(多数党)
競争的政党制と政権選択
総選挙⇒首相指名選挙

日本における政権選択選挙の不在

一党優位制と擬似政権交代
自民党総裁選(もしくは話し合い)による首相選出

野党の影響力
国会運営に対する政府権限の弱さ


一党優位制の問題点
政権の失敗と与党の責任の分断

中選挙区制
候補者中心の選挙(派閥による棲み分け)
与野党の棲み分け

政権を維持する目的の消失
自民党システム
審議会システム
省庁官僚制による民意の集約
内閣提出法案への事前審査制
政府・与党二元体制
総務会による党議拘束
討論の無意味化、採決のみの国会
短い審議日程(会期制)と国対政治


日本の政党政治
政権交代なき政党政治における野党
野党の役割とは?

議員集団としての日本の政党

「御用聞き政治家」~
有権者の要望を生のまま政府に伝える
省庁代表制による民意集約


イギリスの議院内閣制
議院内閣制の母国イギリス
議会主権の強さ~内閣も司法も議会の一部
「議会の中の国王」
ウォルポール辞任とダウニング街十番地

立憲制と民主制
選挙権の拡大と議院内閣制の民主化
下院優位の原則
党首への党内権力の集中⇒首相権限の強化


アメリカの大統領制
独立戦争から合衆国憲法へ
権力分立論の影響の強さ
厳格な三権分立
連邦政府の権力の抑制

議会と政党政治の発展から大統領の役割の重要化へ
大統領優位の政治形態へ


フランスの半大統領制
政治体制の実験室としてのフランス

議会中心主義だが内閣が安定しない
第三共和政、第四共和政

半大統領制
第五共和政

韓国の大統領制
権力集中傾向の強さ

権力分立(権力抑制)の観念の弱さ
法の支配の観念の弱さ
議会制の伝統の浅さ

議会ではなく大統領による国民統合
「単任制」、地域主義の強さ、議会と政党の弱さ


議会制と行政権運営
議会制の定着度
政党政治の強弱

行政権の構造
行政権の集中か分散か


政官関係
猟官制と政治腐敗
⇒専門官僚制(資格任用制)の導入
身分制的官僚制から資格任用制型官僚制へ
官僚制の近代化

政治と行政、企画と実施
効率性・有効性・中立性・党派性


アメリカの政治的任命制
公務員に関する政治的任命が盛ん
州によっては司法も公選職
連邦の約3200ポストが政治的任命

利益政治と非効率から資格任用制の導入
身分としての官僚層の形成にはならず(軍部除く)
専門家の個別登用をめざす制度
強固な官僚制の不在


イギリスの恒久官僚制
19世紀半ばから資格任用制
高い専門能力を持った高級官僚

政権交代の繰り返しと政治的中立性の原則

党派性を持たず、政権に忠誠


フランスにおける官僚の二分化
ナポレオン帝政期における近代官僚制の整備
近代的学校制度と資格任用制

官房と各局
官房への政治的任命と局の自律性
立案レベルへの政治的統制
実施レベルの自律性
身分保障と政治的任用


ドイツにおける市民としての官僚
プロイセン以来の特権的官僚制の敗戦による解体

「市民としての官僚」
官僚による政治活動の保障
厚い身分保障

多数代表か比例代表か
多数派民主制のイギリス

多極共存型民主政のオランダ

選挙制度の選択

社会的状況の関数
日本において 政権交代可能な民主政は可能か?

1994年の選挙制度改革

政権交代可能な政党システムへ
官僚内閣制から議院内閣制へ



レポート課題(その3)
テーマ 『議院内閣制と政党政治』

■提出日 7/7の授業時
 (遅れて提出の場合には、7/14の授業時まで受け付ける。その際の評点は80%とする。それ以降の提出は受け付けない。)

レポートの提出様式に従うこと

■注意 引用にあたっては、引用部分をかぎかっこで囲むと同時に、引用文献(著者名、著書名、出版社、出版年、ページ)を必ず明示すること。 
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 了解しました
事情はわかりましたので、14日に提出していただければ結構です。
  by Takahashihajime
 7日提出のレポート課題について
高橋先生

いつもお世話になっております。科目等履修生として受講させていただいております、S109Y01の者です。
来週7日に提出となっているレポート課題についてなのですが、来週は私が非常勤で勤務している学校の都合で、どうしても出席することができません。
減点にならないよう、前もって提出しようと思い、本日持参したのですが・・・27日から1日まで休校になっているのですね・・・。

7日はどうしても提出できないため、なんとか事前に提出したいのですが、メールなどで送付させていただくことはできないでしょうか?

 S109Y01
  by S109Y01
Posted on 14:40:00 «Edit»
2009
06/16
Tue
Category:政治学A(中京八事/2009春)

政治学A(中京八事/火3/2009春) 第10回  

2009年度春学期
政治学A
日本の政治の現在

第10回


省庁代表制
官僚制は一枚岩ではない⇒「多元主義」

日本型多元主議論
省庁の垣根、セクショナリズム

「官僚内閣制」論へ
割拠、社会集団の利益媒介、対政治家

日本官僚制の特質
省庁再編の不在
人事における官僚の自律性
キャリア、ノンキャリア
人事ユニットとその安定的運営
見えない慣行の根強さ
職階制の挫折

事務系キャリアの人事(競争と天下り)
年次、20代で係長、出向や留学、課長補佐へ
課長から間引き(肩たたき、天下り)を経て、部長、局長へ


「省庁連邦国家」日本
省庁の自律性の高さ
予算の漸変主義的編成
所轄権限の争い

割拠性の病理


積み上げ式の意思決定
新規政策立案への強い関心と情熱

稟議主義
意思決定権限の分散性、所轄部局の優位性

合議(相議:あいぎ)
関係部局からの合意調達

「骨子」、「要綱」、「法律案」へ

相互作用による政策決定の利点と欠点


政策の総合調整
官僚内閣制を前提に、対立を調整して、政府全体の政策の整合性を図る仕組み

予算編成での対面的交渉
「目玉」(各省庁の重点施策、新規予算項目)探し
省内での対面的交渉による省内調整の完了
各省庁と財務省(大蔵省)との対面的交渉

要求と査定の対面的交渉
予算編成を通じた総合的調整

積み上げ的調整


その他の総合調整
組織と定員の総合調整
総定員法

内閣法制局による法令審査

内閣官房、内閣府による総合調整の台頭
85年中曽根行革
98年橋本行革


中央政府と地方政府
「集権」か「分権」か

「融合」か「分離」か
高度の融合体制だった
機関委任事務の功罪(1999年に廃止)
割拠性の弊害

社会の成熟と官僚制の病理


浸透する国家
少ない公務員数

関連団体の多さ(公社・公団などの特殊法人)
業界団体への影響力
天下りと補助金
閉じた「政策コミュニティ」

源泉徴収制度
政府機能の企業による肩代わり


あいまいな国家と社会の境界
日本の「国家」概念
stateとnationの区別が曖昧

国家の社会への浸透、社会の国家への浸透

所轄による利益媒介システム
所轄課による社会的利益の代弁システム
省庁代表制の社会的基盤


政府・与党二元体制
「政権党」ではなく「与党」ということの意味

「与党」の機能
自民党本部機能の拡大
族議員の隆盛

政策審議機構としての党本部
「与党」による官僚制の統制(法案の事前審査制)
政務調査会(政審、部会、調査会)と総務会
官僚による与党議員への説明(調整とガス抜き)


合議(相議)の相手方としての国会議員
官僚による国会議員対策
官僚による国会議員への説明

与党における優等生コースと強面コース
与野党を越えた国対政治

課長(課長補佐)と政治家

官僚内閣制と日本の「与党」
さまざまな族議員~番犬型、猟犬型
政策コミュニティと族議員

派閥と人事システムの制度化
派閥による統一、当選回数による人事経路
官僚内閣制と在任期間の短い大臣

政治的官僚と行政的政治家

無責任な与党による政策のつまみ食い


次回、政権交代なき政党政治
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2009
06/09
Tue
Category:政治学A(中京八事/2009春)

政治学A(中京八事/火3/2009春) 第9回  

2009年度春学期
政治学A
日本の政治の現在

第9回

日本の統治構造
官僚内閣制から議院内閣制へ

そもそも議院内閣制とはなにか?
議会の信任により行政権が成立する制度
議会で多数派を形成した政党が行政権を握る制度

権力分立的な大統領制
議会と行政府を制御できる首相

日本における議院内閣制の分析
国会、内閣、首相、政治家、官僚制、政党、選挙制度、政策過程・・・・
歴史と国際比較

官僚内閣制としての日本の内閣制
官僚が運営する省庁代表制
政府与党二元体制
政権交代なき政党政治
国際比較
官僚内閣制から議院内閣制へ
政党政治をめぐる現代的課題


議院内閣制とはなにか?
日本では本当に議院内閣制が機能しているのか?

(イギリス)議会主権と議院内閣制
権力集中的
(アメリカ)議会と大統領
権力分立的

「議会による政府」としての議院内閣制

議院内閣制と内閣制
内閣制度120年/日本国憲法60年

1885年から続く日本の内閣制
内閣制の戦前からの連続性

1947年から始まる議会主権と議院内閣制


議院内閣制はちゃんと機能しているのか?

戦前日本の内閣制
1885年の太政官達
1885年(明治18年)、新しい国家運営の制度である合議体の内閣が定められた(明治18年太政官達第69号)。
太政大臣、左右大臣、参議及び各省卿の職制を廃し、新たに内閣総理大臣並びに宮内、外務、内務、大蔵、陸軍、海軍、司法、文部、農商務及び逓信の各大臣を置くこと。
内閣総理大臣及び各大臣(宮内大臣を除く。)をもって、内閣を組織すること。
内閣職権(全7条)
内閣総理大臣は「内閣ノ首班トシ機務ヲ奏宣シ旨ヲ承テ大政ノ方向ヲ指示」(2条)し、また「行政全部ヲ統督」(4条)する。
(以上、http://ja.wikipedia.org/wiki/内閣官制 )

戦前日本の内閣制

大宰相主義から同輩中の主席へ

明治憲法には、内閣も、内閣総理大臣の規定もいれられず

(大日本帝国憲法)第四章 国務大臣及枢密顧問
第五十五条
① 国務各大臣ハ天皇ヲ輔弼シ其ノ責ニ任ス
② 凡テ法律勅令其ノ他国務ニ関ル詔勅ハ国務大臣ノ副署ヲ要ス
第五十六条
枢密顧問ハ枢密院官制ノ定ムル所ニ依リ天皇ノ諮詢ニ応ヘ重要ノ国務ヲ審議ス
元勲内閣から政党内閣へ
元勲の退場と衆議院の発展

超然内閣であるにもかかわらず、議院内閣制的政治が実現

政党内閣制の成立
法的な正統性の欠如

陸海軍、官僚、政党
明治憲法体制の崩壊へ


議院内閣制とはなにか?
二元代表制か一元代表制か
大統領と議会(二元代表)
議会⇒内閣(一元代表)

行政権を担う内閣が議会の信任により成立
責任内閣制
政党政治の存在
首相権限

議院内閣制からはずれた戦後日本政治

議会選挙による政権交代の欠如

唯一の政権政党としての自民党の存在
自民党総裁選による首相選び
⇔与野党逆転による首相選び

派閥推薦による大臣の選任
⇔首相による大臣の選任
「官僚に使われる」大臣

省庁の代理としての大臣
⇔国務大臣

「議院内閣制」ではなく、「官僚内閣制」


総理の権限
第5章 内 閣

第65条 行政権は、内閣に属する。

第66条 内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織する。
2 (略-文民条項)
3 内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負ふ。
 
第67条 内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する。(以下、略)

総理の権限

第68条 内閣総理大臣は、国務大臣を任命する。但し、その過半数は、国会議員の中から選ばれなければならない。
2 内閣総理大臣は、任意に国務大臣を罷免することができる。
 

第72条 内閣総理大臣は、内閣を代表して議案を国会に提出し、一般国務及び外交関係について国会に報告し、並びに行政各部を指揮監督する。
 
 
第74条 法律及び政令には、すべて主任の国務大臣が署名し、内閣総理大臣が連署することを必要とする。


内閣法の問題性
第1条 内閣は、国民主権の理念にのつとり、日本国憲法第73条その他日本国憲法に定める職権を行う。
2 内閣は、行政権の行使について、全国民を代表する議員からなる国会に対し連帯して責任を負う。
第2条 内閣は、国会の指名に基づいて任命された首長たる内閣総理大臣及び内閣総理大臣により任命された国務大臣をもつて、これを組織する。
2 前項の国務大臣の数は、14人以内とする。ただし、特別に必要がある場合においては、3人を限度にその数を増加し、17人以内とすることができる。
第3条 各大臣は、別に法律の定めるところにより、主任の大臣として、行政事務を分担管理する。
2 前項の規定は、行政事務を分担管理しない大臣の存することを妨げるものではない。
第4条 内閣がその職権を行うのは、閣議によるものとする。
2 閣議は、内閣総理大臣がこれを、主宰する。この場合において、内閣総理大臣は、内閣の重要政策に関する基本的な方針その他の案件を発議することができる。
3 各大臣は、案件の如何を問わず、内閣総理大臣に提出して、閣議を求めることができる。


空洞化する閣議
全会一致と根回しと署名会

官僚内閣制から議院内閣制へ


次回、省庁代表制について
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2009
06/02
Tue
Category:政治学A(中京八事/2009春)

政治学A(中京八事/火3/2009春) 第8回  

2009年度春学期
政治学A
日本の政治の現在

第8回

第5章「自民党システムの終焉」

自民党型戦後合意の崩壊
「戦後」、「冷戦後」、「グローバル化」
新しい政治システムへ
行政から行法へ

「旧来派」vs.「新自由主義」
小選挙区制と野党の成長
「江戸」の終わり
自民党型リーダーシップの時代の終わり
政権交代型へ

自民党システムが生き延びた理由
社会への浸透
持続性の強さ

「戦後合意」の崩壊
平和と繁栄と平等とコンセンサス
「自然な政権」としての自民党政権

経済成長と財政資金による戦後合意の実現

土建国家と利益誘導
核心としての道路特定財源

「冷戦に勝利した日本」~冷戦の終焉
高度成長の終焉
バブル崩壊
少子高齢化社会

財政資金散布の限界

1990年代の政治改革
小選挙区制導入と政党助成金

橋本行革
省庁再編、官邸機能の強化
「経済財政諮問会議」

国会改革と副大臣制
政府委員制度の廃止、副大臣・大臣政務官


執政中枢の強化とそれへの抵抗
道路族を中心とする「旧来派」と「構造改革派」

自民党システムの血液としての道路特定財源
田中角栄と道路特定財源
小泉純一郎と道路特定財源

道路特定財源によるインサイダー政治


「戦後」「冷戦後」「グローバル化」

「戦後」憲法(1947年憲法)と「冷戦後」の時代

吉田ドクトリンとグローバル化の時代

メディア政治と「大統領化」


新しい政治システムへ

「決定的選挙」としての2007年参院選
農村地域における民主党の地すべり的勝利

(二つのハードル)
国会の自律性の高さと二院制
政党内ガバナンスの問題
民主的決定とリーダーへの授権


政治と行政官僚制
行政から行法へ(大森彌)

ヨーロッパ標準の議院内閣制へ

政権交代のあるシステム
下院の強化(下院と第二院の差別化)
政権選択としての下院選挙(首相と政策)
政府の主導(政府と議会)
メディア政治と説明責任


政治システムのゆくえ
自民党システムのバージョンアップか
政権交代システムか

小選挙区制効果、経済成長と冷戦の終焉

自民党の野党化と分裂の可能性
グローバル化とインサイダー政治の終焉
対話と責任のメカニズムへ(主権的議会へ)


レポート課題(その2)
テーマ 『自民党政治の終わり』を読んで

自民党システムとは何か、自民党システムについてどう思うか、新しい政治システムの展望などについて自分なりに整理するとともに、自分の意見を展開せよ。

■提出日 6/16の授業時
 (遅れて提出の場合には、6/23の授業時まで受け付ける。その際の評点は80%とする。それ以降の提出は受け付けない。)

レポートの提出様式に従うこと
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2009
05/26
Tue
Category:政治学A(中京八事/2009春)

政治学A(中京八事/火3/2009春) 第7回  

2009年度春学期
政治学A
日本の政治の現在


第7回

歴史と比較の中の自民党システム

「戦前との連続か断絶か?」を超えて
行政官僚制と議会~江戸期の特殊性
分権的幕藩体制と近代行政官僚制の萌芽
村方役職者への「入れ札」などの「民主化」
しかし、近代議会の萌芽は無し

封建制の成熟にもかかわらず、身分制議会の発展が見られなかった。

ヨーロッパ:血みどろの近世における議会の発展
日本:平和な近世江戸期における議会の不必要

近世江戸期と戦後の共通性
戦争と外交の回避
国内平和と経済的繁栄

日本における自民党システムの特殊性
与党と行政官僚制との緊密な協働体制

行政官僚制と与党
行政官僚制が先行し、そこに与党自民党が覆いかぶさる

江戸近世の統治システム
近代官僚制の原型の形成
勘定所
行政を担う武士、試験による採用、能力主義・実力主義による昇進、階層的行政組織の形成 (足高の制、御家人株・・・)
他方における、議会の不在

明治期における官僚制の整備
江戸期の遺産
武士層の中から人材育成
豪農・商人層などの知的階級の存在
全体的な教育水準の高さ

明治維新以降における近代官僚制の完成のスピードの早さ
戦前日本における行政官僚制の成熟

成熟した行政官僚制と未成熟な議会
占領軍による行政官僚制の活用
陸海軍と内務省は解体
大蔵省を中心とする省庁官僚制は存続
「行政の温存と強化」(辻清明)

国会の未成熟
1955年の国会法改正
新憲法と自民党
議会多数派としての与党自民党
国民主権と唯一の立法機関としての国会

行政官僚制と与党自民党
妥協と役割分担
大臣の人事権の弱さ、行政的プロセスとしての閣議決定、行政官主体の内閣官房・・・
政調会、法案事前審査制・・・
一般会計と特別会計(⇒第5章)

分権性と合意重視のシステム
江戸期に形成された慣行

幕藩体制における集権性と分権性
農村の自治と豊かさ
城下町に集住、サラリーマン化する武士
所領支配からの切り離し(⇔イギリス)
「土地は農民のもの」(明治期「地租改正」)

江戸の民主主義 入れ札と合議制
入れ札(投票による役職者の選出)
名主、庄屋、年寄、百姓代・・・ 目付
合議制と輪番制
老中、目付、勘定奉行

「稟議制」

国家レベルにおける「議会」の欠落

議会とは?
王権による動員と合意の調達
戦争と外交
徴兵と課税(軍事力と経済力の動員)
国王と議会の妥協と協力

統治主体としての意思決定機関へ
フランス:王権と三部会の対立と決裂
ドイツ:協賛機関としての議会
イギリス:王権と議会による共同統治から議会下院の主権へ(「王は君臨すれども統治せず」)

国家運営の主体としての議会
リベラルリーダーシップの担い手としての議会

統治の主体的責任機関としてのイギリス議会

統治の責任機関としての議会の成熟と民主化

リベラルリーダーシップの確立後の民主化
イギリス
リベラルリーダーシップの確立無き民主化
フランス、ドイツ、日本

戦前日本の議会
主権的議会になりきれなかった
議会の核となるべき社会勢力の不在

戦後新憲法とリベラルリーダーシップの不在
意思決定の主体になりきれない国会
統治責任の行政官僚制によるカバー

⇒自民党と行政官僚制との妥協と役割分担の体制


「民主的幻想」
民主主義だけでは民主主義を維持できない
リーダーシップの必要性

ボトムアップとコンセンサスの強さ
リベラルリーダーシップの脆弱さ

民主主義の過剰?


議員になるハードル
兼任の禁止
兼職の禁止

政界への人材供給の狭さ
二世議員の多さ
競争の弱さ(一種の寡占状態)
インサイダー政治の強化と継続


比較の中の自民党システム
新憲法における国会優位規定

1955年まで:官僚主導と与党勢力不安定
1955年以降:自民党の成立
⇒官僚と自民党の協働と分担:保守政権の維持

1970年前後:自民党システムの成立
与党自民党の了解なしに政策が遂行できない体制

自民党システムと官僚の組織力
政調会、法案の事前審査制度
族議員、人事システム
国会(与党自民党)による予算と法律の掌握
⇒棲み分けによる官僚の影響力と権益の維持

官僚(各省庁)の組織力の強さ
各省庁設置法、権限と予算、集権的で自立的な人事管理体制、情報とネットワーク
行政的な大臣補佐機構(官僚任せの大臣)
大臣の政治的な補佐機構の弱さ
内閣官房という行政的なしくみ
各省の応援団として機能する族議員


自民党システムの制度化と安定
70年代~80年代:自民党システムの安定化
衆参両院における過半数の維持
政権を争う対抗する野党の不在

自民党内における人事と政策決定ルールの制度化
政調会、法案事前審査制、人事の年功序列、派閥によるポスト割りふり、現場主義とボトムアップ(中選挙区制)

国会審議の形骸化
国会外でおこなわれる事前審査(自民党総務会での了解)、国会審議の難しさと国会対策、質問取りと大臣答弁


執政中枢の弱さ
政府と与党の二元体制
「官僚内閣制」と「事前審査する与党」

首相のリーダーシップへの制約
合議制機関としての内閣、各省庁の縦割り体制、首相補佐機構の脆弱、行政機関としての内閣官房、派閥均衡人事としての党三役、族議員と鉄の三角形、合意重視の意思決定システム・・・

自民党政治家と官僚


次回、第5章「自民党システムの終焉」
自民党型戦後合意の崩壊
「戦後」、「冷戦後」、「グローバル化」
新しい政治システムへ?
行政から行法へ

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レポート課題(その2)
テーマ 『自民党政治の終わり』を読んで

自民党システムとは何か、自民党システムについてどう思うか、新しい政治システムの展望などについて自分なりに整理するとともに、自分の意見を展開せよ。

レポートの提出様式に従うこと

■注意 引用にあたっては、引用部分をかぎかっこで囲むと同時に、引用文献(著者名、著書名、出版社、出版年、ページ)を必ず明示すること。 

■提出日 6/16の授業時
 (遅れて提出の場合には、6/23の授業時まで受け付ける。その際の評点は80%とする。それ以降の提出は受け付けない。)

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2009
05/19
Tue
Category:政治学A(中京八事/2009春)

政治学A(中京八事/火3/2009春) 第6回  

2009年度春学期 政治学A 日本の政治の現在

第6回

映画「国会へ行こう」を見る

舞台は1993年
テーマは政治改革と自民党分裂(政界再編)

自民党システムとは何か?

インサイダー政治(業界と政治家、官僚機構)
個人後援会
派閥とは何か
派閥連合としての自民党
当選回数による年功序列システム
中選挙区選挙の実態
与党と国会、政党と国会
包摂か分裂か

歴史的文脈と国際比較
次週、第4章を読む。

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2009
05/12
Tue
Category:政治学A(中京八事/2009春)

政治学A(中京八事/火3/2009春) 第5回  

2009年度春学期
政治学A
日本の政治の現在

第5回

『自民党政治の終わり』を読む
自民党システムとは何か?

自民党システムはどうなっていくのか?


自民党システムとは何か?

自然な与党
柔軟な党本部、個人後援会、派閥システム、行政官僚との関係

人事のルール
当選回数による年功序列、競争とリーダー、派閥内闘争

合意による意思決定
ボトムアップとコンセンサス、多元性、政府と与党

『自民党政治の終わり』第三章を読む

自民党システム

巨大で柔軟な党本部組織
ボトムアップとコンセンサスによる分権型意思決定システム
年功(当選回数)による平等な人事システム
官僚機構との共生メカニズムを通じて形成された巨大なインサイダー政治

巨大で柔軟な党本部機構
与党による事前審査を行うためのメカニズム
ボトムアップ型の政策プロセス
部会・調査会・委員会の多さ
細かく分化した政策分野での利益集約と審議
政府の省庁機構に対応した部会の設置
さらに細かく小委員会、調査会、特別委員会・・・
社会集団の諸利害への対応
予算項目への対応
省庁への対応と利益団体への対応

巨大で柔軟な党本部機構
特別(特命)委員会などの柔軟な設置
PT(プロジェクトチーム)方式の活用
政策的要請の変化に対応した小委員会の新設・改組・廃止など

膨大な個人後援会
党の地方組織の脆弱
議員の個人後援会が中心
中選挙区制の影響
自民党の足腰としての後援会組織
情報ソース、民意を測るアンテナ

属人集団としての個人後援会

派閥の効用と問題点
政治資金の調達と配分
ポストの配分
選挙候補者の発掘
新人議員の教育と育成
政策と情報の互助組織
意思統一の単位

分権的な自民党が統制力を発揮する仕組み
派閥会長による人事
権力や利益を独占せず、ポストを交代し合い、利権を分け合う体質

人事権を握る派閥会長

自民党システムにおける権力核としての派閥会長

族議員と派閥
政策決定における族議員の役割

政調会の部会、調査会、特別委員会で活動

脱派閥的な政策決定システム
派閥力学は後景に

派閥と自民党
ポストの配分と争奪
人材の発掘と育成

政策形成への間接的な影響

権力の主体としての派閥
派閥の緩やかな連合体としての自民党

「鉄の三角形」
行政官僚 = 族議員 = 業界・関連団体
日本型<官=業>体制

行政官僚⇒業界団体
業界団体⇒与党政治家
与党政治家⇒行政官僚

圧力団体⇒政治家⇒行政官僚(⇒予算・政策)

行政官僚と与党との協働
「官僚内閣制」
政治主導か官僚主導か

与党自民党と行政官僚との濃密な関係
「質問とり」、「答弁資料」・・・
圧倒的な組織力を有する官僚機構
官僚による政治家(大臣など)のコントロール

柔軟なボトムアップ型の包括政党
平等な社会  リーダーシップの欠如

派閥の合従連衡(派閥連合としての自民党)

明確な統合機関の欠如
総裁、三役
総務会(30名の総務による全員一致)

与党による事前審査制と族議員の力
「鉄の三角形」と省庁縦割りの割拠体制
政治的リーダーシップの欠如

自民党政権とは・・・

高度に民主的ではあるが
非統合的で求心力のない分断政府であった

自民党の人事システム
当選回数による年功序列システム
潜在的でゆっくりとした競争選抜
派閥によるゼネラリストの育成

当選回数による年功序列システム
一期目 「平」委員
二期目 副部会長~政務次官
三期目 国対委員~広報委・組織委副委員長~部会長
四期目 部会長~副委員長
五期目 国会常任委員会委員長
六期目 大臣として初入閣

潜在的でゆっくりとした競争選抜
初入閣までは横並び
以後は、処遇に大きな格差

六期目(初入閣)までにゆっくりと選抜

年功昇進の裏に隠れた競争
政調会内部の小委員長への就任
総務局長、副幹事長、政調副会長への就任

派閥内部における熾烈な競争
派閥領袖のポストをめぐる熾烈な闘争

全員参加型の平等な競争
派閥領袖の人事権の強大さ


合意重視の意思決定
ボトムアップとコンセンサス

小委員会 ⇒ 部会(←省庁に対応)
「ガス抜き」と「部会長一任」

部会 ⇒ 政調審議会 ⇒総務会
総務会は、全員一致が通例

多元的な仕組みの功罪
おしくらまんじゅう型の参加
部会体制による「仕切られた多元性」

拒否権集団の影響力の強さ
既得権の整理・縮小が困難
時間がかかる、迅速な対応ができない

トップダウンの欠如(決定の先送り)


二頭立ての馬車
政府と与党の二頭立て

与党による事前審査制
省庁担当課(原案作成)⇒与党部会小委員会⇒
部会(原案修正)⇒省庁内他部局との合議調整
⇒与党政調審議会⇒与党総務会⇒閣議決定⇒
国会提出

強すぎる国会と参議院
国会の権限の強さ
議事日程、議決方式の決定←内閣ではなく国会

政府による国会対策としての与党事前審査制
多数派与党から事前了解を取り付ける仕組み
(業界利益団体⇒)与党からの要求をあらかじめ反映

参議院の拒否権の大きさ

共存と非排除
共存と分裂回避~ポストの持ち回り

派閥事務総長会議による根回し

短い総裁任期、小刻みな総裁選
参院選での敗退の責任・・・

権力の分割と共有
巨大なインサイダー政治
業界団体の飲み込み
後援会を通じた有権者の飲み込み
野党の政策と支持者の飲み込み
福祉、年金、公害対策などなど

草の根からの競争と巨大な組織化
(包摂と共存による)インサイダー政治の限界
利権と腐敗  公共財や理念


自民党型「戦後合意」の崩壊
利益の配分から負担の配分へ
分断政府の機能不全
政=官の協働体制のゆらぎ

経済成長の鈍化
グローバル化


歴史的文脈と国際比較
次週、第4章を読む。


レポート課題(その1/2009春)
レポート課題(その1)は次の通りとする。 ■テーマ
「日本の政局について思うこと」
~日本の政局のこれまでとこれから

☆近年の日本の政局について、思うことを自由に展開せよ。

■注意 引用にあたっては、引用部分をかぎかっこで囲むと同時に、引用文献(著者名、著書名、出版社、出版年、ページ)を必ず明示すること。
■提出日 5/19の授業時 (遅れて提出の場合には、5/26の授業時まで受け付ける。その際の評点は80%とする。それ以降の提出は受け付けない。)

レポートの提出様式について←必ず参照すること(規格外のレポートは受け付けないので注意すること)

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