政治学者 高橋 肇のブログサイト。 政治学を中心とした学術的なテーマを掲載。 その他のテーマは、たかはしはじめ日記へ。

 

Hajime TAKAHASHI's Politics

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Posted on 11:10:17 «Edit»
2008
05/28
Wed
Category:政治学A(中京豊田/2008春・水2)

「政治学A」(2008春) レポート課題(その2) 

政治学A(レポートその2/2008春)

■テーマ 
テキスト『格差社会から成熟社会へ』の中から、1つの章を選び出し、その章の要点をまとめたうえで、批評せよ。

■提出日 6/11の授業時(遅れて提出の場合には、6/18の授業時まで受け付ける。その際の評点は80%とする。それ以降の提出は受け付けない。)

■注意 引用にあたっては、引用部分をかぎかっこで囲むと同時に、引用文献(著者名、著書名、出版社、出版年、ページ)を必ず明示すること。


レポートの採点基準と提出様式についてはこのリンクを参照のうえ、その指示に従うこと。
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Posted on 11:05:09 «Edit»
2008
05/28
Wed
Category:政治学A(中京豊田/2008春・水2)

「政治学A」(中京豊田/2008春/水2)第7回 

格差社会から成熟社会へ
 2008 年度春学期  中京大学「政治学」講義 第7回

『格差社会から成熟社会へ』を読む

本書の構成
・グローバリゼーションと格差社会(第1章)
・社会の成熟とはどういうことか(第2章)
・経済成長と格差社会のゆくえ(第3章)
・格差是正の社会福祉システム(第4章)
・改革型談合と地方自治(第5章)
・格差社会における企業と株式制度(第6章)
・格差是正と労働組合(第7章)
・グローバリゼーションとケインズ主義(第8章)


資本主義と格差社会

• 第3章 成熟社会の歴史的位置 (大西広)

「ポスト資本主義社会」としての「成熟社会」

ポスト資本主義とは?
・「社会主義」ではなく、「ポスト資本主義」
 ~「人本主義」「知識社会」
    =「人間を中心とする知識社会」
   (ドラッカー『ポスト資本主義』)

・「ポスト資本主義」社会は矛盾の無い社会ではない
 ~「資本主義」とはなにか?
 
「資本主義」とはなにか?
「資本主義」=「産業革命後の資本蓄積の必要を満たすシステム」

• 産業革命による「機械」の登場
– 「道具」社会から「機械」社会へ
– 「熟練」(腕と技)の社会から「機械」(=資本)の社会へ

資本蓄積の達成
• 1000トンの生産物を作るには?
– 技術1) 機械0台と1000時間の労働
– 技術3) 機械10台と50時間の労働
– 技術4) 機械20台と20時間の労働

– 技術1) 0台×10時間+1000時間=1000時間
– 技術3)10台×10時間+50時間=150時間
– 技術4)20台×10時間+20時間=220時間

 <技術3が最も合理的>
 ==> 資本(機械)の過剰蓄積


ゼロ成長社会へ
• 純投資比率の長期的低下 (p.67  図1)
– 投資促進的な政策への批判の高まり
– 資本蓄積の正当性の終焉(過剰蓄積)

• 資本蓄積不要の時代=ポスト資本主義
– 「反生産力主義」ではなく「効率主義的」な主張
– 資本の過剰蓄積が「生産力発展の桎梏」に
– 「生産力主義」的な主張


成長率ゼロの社会へ
• 「知識投入による成長」を除くと、ゼロ成長

• 不景気(ほぼゼロ成長)は、資本蓄積の終焉

• 高度成長(=急激な資本蓄積)の終焉


所得格差の拡大?
• 橘木俊詔vs. 大竹文雄(『 日本の不平等』 )
• 「橘木は不平等度を過大に評価している」?


資本主義と所得格差
• 急速な蓄積と階級格差の拡大
– 資本蓄積のスピード
– 先富/後富
 ⇒資本主義初期における階級対立の激化

• 資本蓄積の目標値への接近と所得格差の縮小
– 資本蓄積が進めば格差が縮小する(はず)

・・・・なのに、なぜ格差社会化?


格差社会の発生要因
• 先富階級と後富階級
• 「今期と来期の間の時間選好率」の格差

• 格差の固定化こそが問題(資本蓄積の目標値の格差)
• 時間選好率格差が無ければ所得格差は消滅する(はず)

• 「資本主義がその発展によって解決する問題」ではなく、別種の問題。
⇒格差を是正する「正義」の問題へ (再分配政策?)


国内格差の創出か、国際格差の縮小か
• 「安価な労働力」の必要=低賃金労働者からの搾取による国際競争力の確保

• 国内「負け組」(⇒低所得者)の創出か、外国人労働者の受け入れか

• 途上国成長が、先進国/途上国格差を縮小する

• 途上国成長は、日本の成熟社会化を促進する。


経済成長とナショナリズム
• 「国民的競争」としての経済成長
• 「国民的競争」としての国際的競争力

• 途上国成長は、ナショナリズムを高揚させる
     が、成長の達成が、ナショナリズムを克服する。



政治学A(レポートその2/2008春)
■テーマ 
テキスト『格差社会から成熟社会へ』の中から、1つの章を選び出し、その章の要点をまとめたうえで、批評せよ。

■提出日 6/11の授業時
(遅れて提出の場合には、6/18の授業時まで受け付ける。その際の評点は80%とする。それ以降の提出は受け付けない。)


■注意 引用にあたっては、引用部分をかぎかっこで囲むと同時に、引用文献(著者名、著書名、出版社、出版年、ページ)を必ず明示すること。
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Posted on 11:05:25 «Edit»
2008
05/23
Fri
Category:政治学A(中京豊田/2008春・水2)

「政治学A」(中京豊田/2008春/水2)第6回 

格差社会から成熟社会へ 2008 年度春学期 中京大学「政治学」講義

 第6回『格差社会から成熟社会へ』を読む

本書の構成
・グローバリゼーションと格差社会(第1章)
・社会の成熟とはどういうことか(第2章)
・経済成長と格差社会のゆくえ(第3章)
・格差是正の社会福祉システム(第4章)
・改革型談合と地方自治(第5章)
・格差社会における企業と株式制度(第6章)
・格差是正と労働組合(第7章)
・グローバリゼーションとケインズ主義(第8章)




グローバリゼーションと格差社会

• 第1章 成熟社会への戦略 (碓井敏正)

格差社会化の背景にあるもの

グローバル化と格差社会
・世界市場の成立と資本の多国籍化の進展
・国家像の変化~「国民統合の国家」から「国際的資本競争のための国家」へ
 

「包摂的福祉国家」から「競争的国民国家」へ


「本質的」解決のために
• 国家を超える新しい国際秩序
• 国家を超えた労働条件のルール作り
• 資本を規制する国際的な枠組み作り

• 年功序列賃金の見直し
• 同一労働・同一賃金を原則とする賃金制度

格差論議をめぐって
• 格差それ自身ではなく、貧困層の形成と固定化が問題
– 貧困と格差の違い、先富階級・後富階級
• 格差論議の国民国家的制約
– 外国人労働者への関心の薄さ
– 国内での富の配分問題にとどまらない問題

• グローバル化は不可逆的過程


グローバル・ガバナンスへ
• 世界市場化と資本の超国籍化による経済的相互依存関係の深化
• 環境問題への国際的取り組み
• 発展段階の相違を踏まえた共同行動

• 経済や政治秩序だけでなく正義や倫理も国民国家を超えるべき
• 地球市民と世界連邦政府的秩序の形成へ


グローバル化の弁証法
• グローバル化とローカル化
• グローバル化による権力の分化と多層化

• 国籍(国民)と人権~その憲法的保障
– 人権概念の重層性 人権と国籍の分離へ

• グローバル、リージョナル、ナショナル、ローカルな諸レベルでの運動


国民国家再考
• 偏狭なナショナリズムの克服が課題

• 個( 個人) と類(人類)と種(国家・民族)

• 媒介項としてのナショナルなもの
– パトリオティズムかコスモポリタニズムかを超えて
• 健全なパトリオティズムへ

市民社会の成熟
• グローバル化と市民社会の成熟

• 国民国家的制約を超えて

• 人権や民主主義を国民国家的呪縛から解放すること

• 国家と市場と市民社会について


国家と市場と市民社会
• 市場は人権と民主主義を危機にさらすが、同時にそれらの基盤としての意味も有している
– 市場は両義的
• 市場自身の成熟
– 企業のCSR やSRI

• 市民社会の成熟は市場の成熟と相即的

日本型市民社会の成熟へ
• 企業統合と国民統合の解体

• 市民的自立と地域市民社会の成立へ

• 行政機能の市民社会への再吸収

• 市民社会的教育の再生へ


次回。第3章を読む。
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Posted on 12:26:06 «Edit»
2008
05/15
Thu
Category:政治学A(中京豊田/2008春・水2)

「政治学A」(2008春) レポート課題(その1) 

政治学A(レポートその1/2008春)

■テーマ 
テキスト「格差社会」を読んで~思ったこと、考えたこと

■提出日 5/21の授業時
(遅れて提出の場合には、5/28の授業時まで受け付ける。その際の評点は80%とする。それ以降の提出は受け付けない。)

■注意 引用にあたっては、引用部分をかぎかっこで囲むと同時に、引用文献(著者名、著書名、出版社、出版年、ページ)を必ず明示すること。


レポートの採点基準と提出様式についてはこのリンクを参照のうえ、その指示に従うこと。
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Posted on 12:22:51 «Edit»
2008
05/15
Thu
Category:政治学A(中京豊田/2008春・水2)

「政治学A」(中京豊田/2008春/水2)第5回 

格差社会から成熟社会へ 2008 年度春学期
中京大学「政治学」講義  第5回

橘木俊詔『 格差社会』 を読む
本書の構成
・格差の現状(第1章)
・格差の要因(第2章)
・新しい貧困層の出現(第3章)
・格差社会のゆくえ(第4章)
・格差社会の是正策(第5章)

(前回の復習)
格差社会のゆくえ( 第4 章)

格差はよいのか?悪いのか?
• 「格差の何が悪い」という議論
一国の首相が格差拡大を容認する発言をした

「不況を脱するためには格差が出ても仕方がない」
「国際的な競争力のためには格差はやむをえない」

「不平等が拡大しても、経済効率が重要」

効率性と公平性のトレードオフ
• 「効率性と公平性は両立しない」

• 「効率性のためには公平性が犠牲になっても仕方がない」

• 「公平性を犠牲にしなければ効率性は高まらない」

貧困者増大の社会問題
1)低賃金労働者の増大⇒労働意欲の喪失

2)失業者の増大=人的資源のロス

3)犯罪の増加、社会の不安定化の危惧

4)公的援助負担の増、社会の負担の増加

5)社会の倫理の崩壊、不安定化

ニート、フリーターのゆくえ
• ニートの増大(「若年層無業者」)
– 10 年で20 万人増
• (1993 年40 万人⇒2002 年60 万人)
– 30 歳前後の壮年ニートの増加

• フリーターの増大
– この20 年で4 倍以上に
• (1982 年50 万人⇒2000 年代200 万人~400 万人)

階層固定化
• 格差拡大から階層固定化へ
– 格差拡大⇒不平等の進行⇒階層固定化
 ⇒競争の不活性化


階層固定化⇔人材の最適配分

格差をどこまで認めるか?
• 「格差の存在しない社会はない」
• だが、「格差をどこまで認めるのか?」

1)上層と下層の差をどこまで縮めるのか?
– 貧困層の存在を容認
2)貧困者をなくすにはどうするか?
– 貧困者ゼロをめざす

どこまで格差を認めるか?
• 「有能な人、努力した人が報われる社会」
– 「敗者」をどう扱うか?

• 機会の平等(競争への全員参加)の保障
– 競争に始めから参加できない層の存在

⇒「どこまで格差を認めるか?」
(以上、前回のまとめ)


格差社会の是正のために(第5章)
1)競争と公平の両立
2)雇用格差を是正する
3)地域の自立と活性化
4)教育の機会均等
5)貧困の救済
6)税制改革と社会保障制度改革
7)「小さい政府」からの脱却

1)競争と公平の両立
• 結果の平等から見れば、効率性と公平性はトレードオフの関係
• 機会の平等から見れば、機会の平等性の達成が経済の効率性を高める

• 高額所得者の減税と勤労意欲
• 北欧モデル~高負担・高福祉 ( 効率と公平)

2)雇用格差を是正する
• 貧困者をゼロに近づける努力

• 職務給制度の導入(同一労働同一賃金)
– オランダ ワークシェアリングの例
• 最低賃金制度の改善
– 労働分配率を上げる 低所得者に厚く
• 脱ニート・脱フリーター政策
– 雇用政策支出を高める

3)地域の自立と活性化
• 企業誘致
• 暮らしやすい地域~病院や介護施設
• 農業の育成
• 地域支援策
– 公共事業削減分をまわす
– 活性化による税収増をまわす

4)教育の機会均等
• 奨学金制度の充実
• 公立学校を充実させる政策
• 公的教育支出を増額する
• 職業教育の復活

5)貧困の救済
• 生活保護基準の見直し
– ミーンズテストの是正
– 申請手続きの簡素化
– 親族からの支援 ?、 働ける年齢?
• 失業保険制度の充実
– 加入率、給付期間
⇒保険料アップ、使途限定、公務員の加入

6)税制改革と社会保障制度改革
• 累進性と逆進性の是正
• 再分配効果の低さ

• 健康保険料未納と健康格差
• 年金保険料未納と年金制度崩壊

• 所得税の累進度を上げる
• 累進消費税の導入

7)「小さい政府」からの脱却
• 日本の税負担率の低さ
• 高福祉高負担か、中福祉中負担か、低福祉低負担か
• アメリカ型かヨーロッパ型か

おわりに
• あとがき

政治学A(レポートその1/2008春)
■テーマ 
テキスト「格差社会」を読んで
 ~思ったこと、考えたこと

■提出日 5/21の授業時
(遅れて提出の場合には、5/28の授業時まで受け付ける。その際の評点は80%とする。それ以降の提出は受け付けない。)

■注意 引用にあたっては、引用部分をかぎかっこで囲むと同時に、引用文献(著者名、著書名、出版社、出版年、ページ)を必ず明示すること。
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Posted on 11:30:51 «Edit»
2008
05/09
Fri
Category:政治学A(中京豊田/2008春・水2)

「政治学A」(中京豊田/2008春/水2)第4回 

「格差社会から成熟社会へ」2008 年度春学期
中京大学「政治学」講義 第4回

橘木俊詔『 格差社会』 を読む
本書の構成
・格差の現状(第1章)
・格差の要因(第2章)
・新しい貧困層の出現(第3章)
・格差社会のゆくえ(第4章)
・格差社会の是正策(第5章)

(前回までのおさらい)
格差拡大の要因(第2 章)
• 長期不況の影響(1991 年以降)
• 失業率の上昇
• 雇用システムの変化
– 非正規労働者の増大(期限付、派遣、請負・・・)
非正規労働者が増えた要因
1)不景気の影響
2)社会保険の事業主負担を免れるため
3)解雇しやすい
4)雇用調整
• 非正規希望の若年層や既婚女性、高齢者
• 労働市場の規制緩和と企業参入の自由化
• 消費者利益とワーキングプア
非正規労働者が減らない理由
• サービス残業(時間外労働に対する賃金未払い)という実態
– 禁止すれば、賃金支払いか、新たな雇用創出へ

• 景気回復が正規労働者増につながらない
– 非正規労働者を雇用するメリットを学習
– フリーターを正規労働者に採用しない傾向(教育・訓練のコストというデメリット)

構造改革と格差
• 構造改革は経済の活性化を促進するが、格差拡大を助長する。

• 80 年代構造改革路線
• 市場原理の活用と減税政策と福祉見直し

• 所得分配の不平等化
• 財政赤字と歳出カット
日本の構造改革
• 不良債権の処理に成功
• 地方の無駄な公共事業の削減

• ただし、格差は拡大
– 支出削減の中身が問題(社会保障給付費の減と貧困層の増大)
– 地域間格差の増大(公共事業に代わる地域支援策を)
– 日本のセイフティネットの脆弱性
新しい貧困層の出現(第3 章)
• 誰が貧困者となっているのか?( 年齢別)

– 高齢者の貧困率がもっとも高い
– 次いで、若者の貧困率が高い

– 中年層の貧困率は最も低いが、70 年代・80 年代に比べると高くなっている

新しい貧困者層の出現
• 誰が貧困者となっているのか?( 世帯類型別)

– 母子世帯の貧困率がもっとも高い
– 次いで、高齢単身者の貧困率が高い

– 29 歳以下の若者の貧困率も増えている

低所得労働者は何を意味するか?
• 日本の最低賃金の低さ

• 非正規労働者(若者と女性)の存在

• 女性の平均賃金の低さ
• パートタイム賃金の低さ
• 年功序列型賃金の影響

※離婚率、未婚率の上昇による単身女性、母子世帯の増加⇒女性の貧困の深刻化

富裕層の変容
1 億円以上の高額所得者
– 企業経営者
– 医者
• 他に、芸能人、プロスポーツ選手、弁護士等
• 経営者
– 従事する産業の変化
– サラリーマン経営者⇒創業経営者の増加
– 企業規模の変化(小企業・高額収入)

(以上、前回までのおさらい)



格差社会のゆくえ( 第4 章)

格差はよいのか?悪いのか?
• 「格差の何が悪い」という議論
一国の首相が格差拡大を容認する発言をした

「不況を脱するためには格差が出ても仕方がない」
「国際的な競争力のためには格差はやむをえない」

「不平等が拡大しても、経済効率が重要」

効率性と公平性のトレードオフ
• 「効率性と公平性は両立しない」

• 「効率性のためには公平性が犠牲になっても仕方がない」

• 「公平性を犠牲にしなければ効率性は高まらない」

効率性と公平性はトレードオフか?
• 「収穫逓減の法則」
– 「ある要素( 報酬) を高めてもその期待できる効果( やる気) は逓減する。」

• 高い報酬⇒高い消費⇒高いエネルギー消費


⇒「効率性と公平性は両立可能」( 橘木)


貧困者増大の社会問題
1)低賃金労働者の増大⇒労働意欲の喪失

2)失業者の増大=人的資源のロス

3)犯罪の増加、社会の不安定化の危惧

4)公的援助負担の増、社会の負担の増加

5)社会の倫理の崩壊、不安定化


アメリカ社会の現状に見る日本の将来
• 「ゲーテッドタウン」の存在
– 「ゲットー」の対極に富裕者のコミュニティ
• 「六本木ヒルズ」

• 社会の二極化の進行
– 災害格差
– 健康格差

ニート、フリーターのゆくえ
• ニートの増大(「若年層無業者」)
– 10 年で20 万人増
• (1993 年40 万人⇒2002 年60 万人)
– 30 歳前後の壮年ニートの増加

• フリーターの増大
– この20 年で4 倍以上に
• (1982 年50 万人⇒2000 年代200 万人~400 万人)


「夢追い型」⇒「やむをえず型」
• 正社員を希望してもなれない
– 企業はフリーターを正規社員として雇用しない

• 生涯賃金の格差の増大

• 貧困層のライフスタイルへ
• 親にパラサイト⇒社会にパラサイト


階層固定化
• 格差拡大から階層固定化へ
– 格差拡大⇒不平等の進行⇒階層固定化
 ⇒競争の不活性化

– 例) 政治家とプロ野球選手

階層固定化⇔人材の最適配分

階層社会をイギリスに見る


格差をどこまで認めるか?
• 「格差の存在しない社会はない」
• だが、「格差をどこまで認めるのか?」

1)上層と下層の差をどこまで縮めるのか?
– 貧困層の存在を容認
2)貧困者をなくすにはどうするか?
– 貧困者ゼロをめざす
どこまで格差を認めるか?
• 「有能な人、努力した人が報われる社会」
– 「敗者」をどう扱うか?

• 機会の平等(競争への全員参加)の保障
– 競争に始めから参加できない層の存在

⇒「どこまで格差を認めるか?」
格差と企業の生産性
• 社長と社員の所得格差
– 100 倍の企業と10 倍の企業



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政治学A(レポートその1/2008春)
■テーマ 
テキスト「格差社会」を読んで~思ったこと、考えたこと

■提出日 5/21の授業時
(遅れて提出の場合には、5/28の授業時まで受け付ける。その際の評点は80%とする。それ以降の提出は受け付けない。)

■注意 引用にあたっては、引用部分をかぎかっこで囲むと同時に、引用文献(著者名、著書名、出版社、出版年、ページ)を必ず明示すること。


レポートの採点基準と提出様式についてはここをクリック



• レポートの提出は、レポートの提出様式に必ず従ってください。

なお、レポートの採点基準は以下のとおりとします。(2007年秋学期から適用)
10点満点とする。加点分から減点分を差し引いて得点とする。なお、最低点は0点とする。

☆加点対象
1)レポートのテーマに沿った的確な内容であるか 5点
2)レポートの構成と論旨が明確で説得力があるか 5点

★減点対象
1)A4用紙1枚という様式が守られていない場合。マイナス2点。
2)学科・学年、学籍番号、氏名がきちんと書かれていない場合。それぞれマイナス1点。
3)「引用」に引用符(鍵括弧「 」)が付いていない場合、ひとつの引用につき、マイナス2点。
4)「引用」の出典(出所)が明示されていない場合、ひとつの引用につき、マイナス1点。
5)「引用」だけで構成されているもの。引用が10割の場合、マイナス6点。引用が8割以上の場合、マイナス4点。引用が6割以上の場合、マイナス2点。
6)明らかに同一文章のレポートが発見された場合(他の者のレポートをほぼ丸写しした場合、もしくは他の者に丸写しさせた場合)。同一部分の分量と程度に応じて、マイナス8点からマイナス4点。
7)インターネットのサイト等からの「引用」についても、上記と同様の扱いとする。特定のサイトからの文章をコピーペーストすることは構わない。ただし、きちんと「引用」として扱うこと。「引用」を明示せず、かつ、単なる丸写しの場合には、「引用」にかかわる減点と「丸写し」にかかわる減点の二重の減点対象となる。

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