政治学者 高橋 肇のブログサイト。 政治学を中心とした学術的なテーマを掲載。 その他のテーマは、たかはしはじめ日記へ。

 

Hajime TAKAHASHI's Politics

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Posted on 12:01:37 «Edit»
2009
07/30
Thu
Category:政治学A(中京八事/2009春)

試験の結果について 

一昨日(7/28)定期試験を実施しました。すでに採点を終え、成績表も提出しましたので、その結果について、統計的データを公開するとともに、若干のコメントを付しておきます。

今回の受講生にとっては、自己評価の参考になると思いますし、来期以降の受講生にとっては、科目受講の参考になるかと思います。


受講者数 149名
受験者数 117名   (試験受験率  78.5%)

試験(70点満点)の平均点 59.5点 (※残り30点はレポート点 10点×3回=30点)

仮に試験の成績が平均点だとすると、レポート点で1点を越えれば単位取得となる。

評点全体(100点満点)の平均点は、71.9点だった。


レポート点(30点満点)と合わせた合計点(100点満点)による合否。

                (構成比 対受験者数)
S(90点以上) 22名   (18.8%)
A(80点以上) 46名   (39.3%)
B(70点以上) 18名   (15.4%)
C(60点以上) 13名   (11.1%)
D(60点未満) 18名   (15.4%)
F(不受験)    32名       (-)

合格率(対受験者数比) 84.6%

試験を受けた者のうち、84.6%が合格(=単位取得)。うち、18.8%がS評価であった。A評価以上は、58.1%と、6割近くがA評価以上であった。

昨年と比べて成績上位者が多かった反面、合格率が低かった。

コメントをいくつか。

1)今回は例年に比べて、評価Dの者がかなり多かった。評価Dの18名のうち、レポート提出0回の者が13名と圧倒的であった。ちなみに、この13名の試験の平均点は31.4点であった。レポート提出1回の者が4名(試験の平均点は33.3点)、レポート提出3回の者1名(試験15点)であった。

※D評価の者は試験の点も低いが、レポート点が無い(もしくは低い)ことが決定的である。

2)C評価13名のうち、レポート点を加えた100点満点中、65点以上が3名、60点以上65点未満が5名、55点以上60点未満が5名であった。本来ならば60点以上をC評価(合格)とすべきところ、55点まで救済した。

3)試験の評点を70点にしたことで、レポート提出がなくても単位を取得した者が7名いた。その善し悪しの判断は迷うところだが、試験の評点を60点としていた昨年までの方式であれば、この7名中、試験が満点であった1名を除いては単位取得不可となっていたかもしれない。言えることは、授業への態度や理解において明らかな二極分化が生じているということである。授業でなにかを得ようとして意欲的に学ぶ学生と、単に単位取得だけを目的にする学生との間の深い亀裂を伴った二極分化のように思われるのだがどうだろうか。
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Posted on 14:40:00 «Edit»
2009
07/14
Tue
Category:政治学A(中京八事/2009春)

政治学A(中京八事/火3/2009春) 第13回  

2009年度春学期
政治学A
日本の政治の現在

第13回

2009年、熱い夏
7月21日解散、8月30日投票で首相と与党が合意
 (28日会期末までに解散、9月6日投票も?)

「麻生降ろし」は沈静化するのか?
自民党からの離党、分裂はあるか?

政党内競争から政党間競争へ
政党間競争の論理が強く働くことで、政党内競争から政党内結束の論理の強化へ?

政府・与党二元体制から、首相(総裁)を支える政党へ
 ⇒(「自然な与党」から「政権を争う政党」へ)

国会多数派(政権党)が選んだ総裁である。
国民が選んだ国会多数派(政権党)である。

議院内閣制と首相
第六十六条 ① 内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織する。 ③ 内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負ふ。
第四十三条 ① 両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する。
政権交代のある政党政治
官僚内閣制から議院内閣制へ

政府・与党二元体制から「一元的に内閣を支える政権党」へ

省庁代表制から政党代表制へ

政党による政治的リーダーシップへ


1993年 細川政権の成立 政治家の手による政権交代

1996年 新進党実験 最初の小選挙区選挙

2000年 民主党の挑戦 第一次民主党

2003年 新しい民主党の挑戦 第二次民主党

2005年郵政選挙 小泉自民党の圧勝

2009年政権交代選挙へ

政党政治の精神
民主制的統合と政治的責任
民主主義的な責任意識の欠如
権力の制度化とその担い手


<さらなる学習の勧め>

政治の精神 (岩波新書)政治の精神 (岩波新書)
(2009/06)
佐々木 毅

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Posted on 14:40:00 «Edit»
2009
07/07
Tue
Category:政治学A(中京八事/2009春)

政治学A(中京八事/火3/2009春) 第12回  

2009年度春学期
政治学A
日本の政治の現在

第12回

議院内閣制の確立へ

80年代日本の議院内閣制
官僚内閣制と政府・与党二元体制
政党の凝集力の弱さと省庁代表制
政権交代の不在と審議会政治や擬似政権交代
⇒曲がりなりにもうまく機能していた

90年代以降の機能不全
権力核の不在
権力核の民主的統制
政策の首尾一貫性

日本的議院内閣制の機能不全

権力核の不在
既存政策の廃止や方針転換
分野横断政策やトレードオフ不可避の政策判断

権力核の民主的統制
選挙による政権選択の不在

政策の首尾一貫性の確保の困難

どうすれば機能不全は解消するか
衆議院選挙における政権選択選挙の実現
内閣総理大臣の強化

政権政党連合
首相候補
政権公約

⇒首相の地位の向上
首相中心の議院内閣制へ
総選挙を通じた首相の地位の向上
内閣と与党の一元化
大宰相主義へ
内閣と与党の一元化

参議院の自己抑制(議院内閣制と二院制)
頻繁な大臣交代の慣行の修正

政治・行政改革による構造変化

リクルート事件から政治改革へ
1993年細川内閣の成立と選挙制度改革

政界再編と選挙制度改革の効果

自民総裁選を通じた小泉内閣の誕生へ

政権選択選挙の定着と郵政解散

橋本行革による首相の地位の強化
内閣機能強化と省庁再編
内閣における首相の主導性の確認
内閣官房の強化
内閣府の創設
省庁再編による省庁間調整の容易化

副大臣・政務官制度
政府委員制度の廃止

小泉首相による首相主導体制の確立
経済財政諮問会議の活用

政官関係の変容
規制緩和と官業縮小
省庁代表制の変容
「省庁官僚」から「内閣官僚」へ
地方分権一括法による分権化の進展

政府・与党二元体制の変容
首相(内閣)に協力する与党へ

更なる改革課題
衆議院議員任期と首相任期(総裁任期)のずれの是正
総選挙を意識した総裁(党代表)選出制度へ

政権公約の形成と実現

省庁代表制から政党を通じた代表制へ

新しい政党イメージへ
政党アイデンティファイ

二院制と議院内閣制
衆議院の優越性の弱さ(⇔下院優位の英国)
「ねじれ」による参院問題の顕在化

政府に対立する第二院をどうするか
第二院の権限の制限か、第二院の廃止か
第一院に基礎をおく政府の優位の確立へ
第二院の党派対立からの解放
法案の正否を左右しない第二院へ


官僚制の再建

統制の規範
官僚は政治家に従わねばならない

分離の規範
政治的中立性と相互独立性

協働の規範
責任ある政治家と能力ある官僚

その他の課題

司法の活性化
司法機能の拡充と強化

グローバル化と国家主権の変容
透明性のある決定の必要
意思決定の中心の明確化

地方分権の進展

官民境界線

価値観の多様化


議院内閣制と政党政治

柔軟性を持った政党
民意を集約する政党
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