政治学者 高橋 肇のブログサイト。 政治学を中心とした学術的なテーマを掲載。 その他のテーマは、たかはしはじめ日記へ。

 

Hajime TAKAHASHI's Politics

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Posted on 18:06:00 «Edit»
2007
09/18
Tue
Category:政治学B(中京/2007秋)

シラバス(授業概要) 

政治学B(民主政治と立憲制度)2007年度 火曜3限


授業概要
政治学Bでは、民主政治と立憲制度をめぐる諸論点について考察する。

国民国家の時代において、民主政治は立憲制度の枠内で議論されることが多かった。また、立憲制度自体が民主政治の産物として論じられ正当化される傾向も見られた。だが、歴史的に見れば立憲主義は民主政治的圧力の影響を受けて成立した場合もあれば、そうではなかった場合もある。民主政治と立憲制度との関係について考察する際には 次のことを前提にする必要がある。第一に、立憲制度は民主主義とは独立の原理で成立する。第二に、立憲制度は、自由主義原理と民主主義原理とが制度的に交錯する形で成立している。

いっそうのグローバル化が進展し、国境を越える民主政治が語られる現代にあって、講義では主に次の点を考察したい。
1)立憲制度とはなにか。
2)国家形成と立憲制度。
3)立憲制度と国民形成。
4)民主政治と立憲制度。
5)立憲制度と国家体制と戦争。
6)立憲制度とリベラルデモクラシー。
7)グローバリゼーションと立憲制度。


授業目標
授業の目標は、立憲制度と民主政治の関係について考察し理解を進めることにある。すなわち、「憲法とは何か?」、「民主政治とは何か?」ということについて理解を進め考察を深めることにある。ただし、憲法についてはあくまで立憲制度として政治学的に考察する。

具体的には次のようなテーマについて受講生が考察と理解を進めるための助けとなることを授業の目標とする。

1)立憲制度と自由主義国家・自由主義社会と民主政治との関係
2)グローパリゼーションと国民国家体制とリベラルデモクラシーとの関係
3)国境を越える権力構造変化とグローバルな自由社会とグローバルな民主政治との関係
4)自由主義原理と民主主義原理と社会的制御のための諸制度との関係
5)民主政治の圧力と制度としての憲法(法)との関係、などである。

授業目標を理解する学生に受講していただくことで、授業目標の達成を目指したい。


授業方法
講義形式で行う。板書と資料配布は必要最小限しか行わない。口述による講義が中心となるので、ノートテイクは各自が工夫して行うこと。また、講義の概要は逐次、個人ブログに掲載する (URLは授業で知らせる=ここです)。

授業の中で参考文献を多数紹介する。紹介された参考文献のうち 3~4冊を受講期間中に読破することを授業理解の前提とする。試験以外にレポートを4回課す。レポートの内容は授業で指示する。


成績評価方法・基準
定期試験 (60%) 課題・レポート (40%)


教科書・教材・参考文献
授業中に指示する。個人ブログにも逐次、掲載する (URLは授業で知らせる=ここ) 。


質問への対応
質問はすべて授業時に受け付ける。授業時間中に質問時問を設ける。また個人ブログへのコメントとして質問することも可能である。ただし、その際には、コメントに学籍番号を明記すること。





授業計画(多少、内容が前後することがあります。)

第1回(9/25) イントロダクション
授業の概要、履修にあたっての注意事項

第2回(10/2) 立憲制度とはなにか
立憲制度の成立プロセスを欧米と日本を例に見る。

第3回(10/9) 立憲制度をめぐる諸議論
社会契約論的立憲制度論、民主主義的立憲制度論、自由主義的立憲制度論について整理する。

第4回(10/16) 立憲制度はなぜ必要とされたか
立憲制度成立の世界史的背景について概説する。産業資本主義の発展と市場化という文脈を軸に整理する。

第5回(10/23) 立憲制度はどう使われたか
国民国家形成と外交において、立憲制度はどのように使われたのか。いくつかの例を通じて考察する。

第6回(10/30) 立憲制度と国民形成
立憲制度はどのように国民を形成したか。民主政治との関係はどうだったか。

第7回(11/6) 立憲主義と自由主義国家
市場社会の拡大と国家形成について考察する。

第8回(11/13) 立憲制度とはなにか(再論)
市場社会の拡大と領域的主権の関係について考察する。自由主義原理と民主主義原理の制度的交錯についても見る。

第9回(11/20) 立憲制度と戦争
立憲制度が生み出した国際環境のなかでの植民地化と戦争について見る。国民国家体制をめぐる諸問題について考察する。

第10回(11/27) 国民国家体制と立憲制度
立憲制度のバリエーションについて見る。外見的立憲主義、ファシズム、社会主義など。

第11回(12/4) 立憲制度と民主主義
リベラルデモクラシー社会における立憲制度について考察する。

第12回(12/11) 市場社会と立憲制度
市場社会における立憲制度の意味について考える。

第13回(12/18) 市場社会と世界的立憲制度
グローバルな市場社会化は世界的な立憲的諸制度を必要とするが、その際の諸問題について考察する。

第14回(1/8) グローバリゼーションと立憲制度の未来
グローバル化の進展と国民国家の衰退のなかで立憲制度の未来はどうなるのか考えてみたい。

第15回 試験


履修者へのコメント
履修生は、授業のテーマに関心を持ち、授業目標を理解する学生であること。レポート課題についてはすべて授業中に指示する。レポート課題はそれぞれ本一冊相当(本でない場合もある)を読んだ上でのレポート作成となる。履修者はこの点を了解しておくこと。

レポート各10点×4回、計40点と筆記試験60点を合計して評点をつける。出席は自己管理すること。

参考文献は購入を強制しないが、学習と単位取得のためには購入を奨める。その他、連絡事項はすべて個人ブログで行う。URLは授業で知らせる(=ここ)。
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