政治学者 高橋 肇のブログサイト。 政治学を中心とした学術的なテーマを掲載。 その他のテーマは、たかはしはじめ日記へ。

 

Hajime TAKAHASHI's Politics

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Posted on 08:39:52 «Edit»
2007
10/16
Tue
Category:政治学B(中京/2007秋)

政治学B(第4回/2007秋) 

第4回(10/16) 立憲制度はなぜ必要とされたか

立憲制度成立の世界史的背景について概説する。産業資本主義の発展と市場化という文脈を軸に整理する。立憲主義成立の経済的要因について考える。

はじめに~長谷部『憲法とは何か』第2章の整理

「立憲主義を、そしてそれに基づくリベラル・デモクラシーを採らないという選択も当然ありうる」(『何か』p.36)

長谷部においては、「立憲主義」イコール「リベラル・デモクラシー」である。

「憲法」=「立憲主義」ではない  「立憲主義なき憲法」


第二次大戦と冷戦の理解について

「相手方の権力の正当性原理である憲法を攻撃目標とする二つの陣営の敵対状況であ」る。「それは、一方の陣営が自らの憲法を変更することで終結」する。(『何か』p.36)

ここで「憲法」とは、「憲法典」ではなく、「国家の基本となる構成原理」のこと。「国家の基本となる構成原理」の変更=「体制変革」



19世紀後半における軍事技術の革新

戦争への「国民動員」体制=国民の政治参加(民主化)の進展と福祉国家政策の導入

「いかなる国家形態が、国民全体の安全と福祉と文化的一体感の確保という国民国家の目標をよりよく達成しうるか」をめぐる「争い」

「三者の闘い」~リベラルな議会制民主主義/ファシズム/共産主義

シュミットの議会制民主主義批判=民主主義の貫徹による議会主義の否定=「公開の場における大衆の喝采を通じた治者と被治者の自同性」=人民意思を代表する指導者

議会制民主主義より民主主義的な体制としての「ファシズム」と「共産主義」

ファシズム(民族主義)と共産主義(階級主義)

多元化と分裂の否認、友敵の区別、国民の同質性・均質性の達成

←議会主義の危機に対する反動

第二次大戦によるファシズムの排除

冷戦終結による共産主義の敗北

「冷戦は、異なる憲法原理、国家権力の異なる正統化根拠を掲げる二つの陣営の戦争状態であった」(『何か』p.52)

「表面的には、それは市場原理に基づく資本主義陣営と、計画経済に基づく共産主義陣営の対立と見えたかも知れない。」「しかし、資源の配分方法に関する対立は、そもそもの憲法的対立から派生する二次的対立にすぎない」(『何か』p.52-53)

「リベラルな議会制民主主義の体制は、立憲主義の考え方を基本としている」(『何か』p.54)

「冷戦の終結は、リベラルな議会制民主主義が、したがって立憲主義が、共産主義陣営に勝利したことを意味する」(『何か』P.56)

立憲主義=「比較不能な価値観の並存という現実を認めた上で、共存をはかる考え方」「公と私の区分」「私的領域では、各自の世界観に基づく思想と行動の自由を保障」「公的領域では、それぞれの世界観とは独立した、社会全体の利益に関する冷静な審議と決定のプロセスを確保しようとする」(『何か』p.54)

「同一の憲法原理をとる国同士の間にのみ長期的に安定した関係がありうる」(『何か』p.59)



経済要因と戦争要因の関係

憲法原理の対立の根拠~憲法的対立はなぜ生じたか?

近代=立憲主義

前近代としての共産主義とファシズムという理解



<次回予定>
次回までに、下記テキストの第4章~第7章を読んでおくこと。

日本国憲法とは何か (PHP新書) 日本国憲法とは何か (PHP新書)
八木 秀次 (2003/04)
PHP研究所

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