政治学者 高橋 肇のブログサイト。 政治学を中心とした学術的なテーマを掲載。 その他のテーマは、たかはしはじめ日記へ。

 

Hajime TAKAHASHI's Politics

09< 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31.>11
このページの記事一覧
Posted on --:--:-- «Edit»
--
--/--
--
Category:スポンサー広告

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
tb: --    com: --
Posted on 13:38:20 «Edit»
2007
10/24
Wed
Category:政治学B(中京/2007秋)

政治学B(第5回/2007秋) 

第5回(10/23) 立憲制度はどう使われたか
国民国家形成と外交において、立憲制度はどのように使われたのか。いくつかの例を通じて考察する。

はじめに~八木秀次『日本国憲法とは何か』4~7章から論点を取り出す

「立憲主義」=「権力を制限するために生まれたもの」=「制限政治」
神の意思による制限/古き良き法(コモンロー)による制限
ゲルマン古代からヨーロッパ中世~「古き良き法の回復」による制限政治=「中世的立憲主義」

「イギリスは中世的立憲主義を継承している」
「混合政体」としての「イギリス立憲主義」~君主制(行政)、貴族制(司法)、民主制(立法)
モンテスキューの「混合政体」論=「三権分立」論→アメリカにも影響
イギリスにおける「コモンロー」と「主権」の対立(p.80)
ジョンロックの社会契約論=コモンローからの断絶という側面
(以上第4章)

伝統からの断絶としての「アメリカ独立宣言」~ロック社会契約説の全面開花
「歴史を持たない国」=「アメリカ合衆国」の誕生
ザ・フェデラリストにおける「権力分立」と「混合政体」の思想
(以上第5章)

フランス人権宣言(⇔天賦人権説)
「歴史からも共同体からも切り離された抽象的『人間』」
ペイン(人間の権利)vs.バーク(高貴な自由)
モンテスキューvs.ルソー
ルソーの社会契約論~「一般意思」と「立法者」の思想
人民主権論と国民主権論
(以上、第6章)

明治憲法をどう評価するか
受動的君主(立憲君主制)か能動的君主か
内閣制の弱体と元老による補完
内閣制不全の立憲君主制としての明治憲法体制
(以上、第7章)

論点
イギリスにおける内閣制の発展/立憲君主制との関係
フランス革命後/混合政体化への長い道のり
断絶としてのロック/モンテスキュー的混合政体化
アメリカ独立宣言におけるロック/合衆国憲法制定におけるモンテスキュー
アメリカにおける混合政体/フェデラリストとモンテスキューと合衆国憲法
明治憲法における内閣不全


軍事・政治的要因
(外交)軍事と(内政)治安
経済的要因
国際市場(通商・貿易)と国内市場(流通・契約)
統治と民主化(戦争への動員、経済成長への動員)


主権の構築
「近代国家の主権は、教会・大学・同業者組合など、国家と個人の間に位置する社会内部の中間団体の保持してきた特権を絶対君主が吸い上げ、国内で最高にして国外に対して独立の政治権力を確立することで成立している」(『平和』p.90)

国民の形成
「身分制秩序は破壊され、中央の強大な政治権力の反対側には、それまで所属していた中間団体から放り出されて、裸の個人となった国民が成立する。」「国民は、平等な権利を享有する個人の集合にすぎない」(『平和』p.90)

人権の保障
「この政治権力の統一と平等な個人の創出を完成させたのが、近代市民革命の典型といわれるフランス革命である。」(『平和』p.90)
スポンサーサイト
tb: --    com: (0)
 コメント 
 コメント投稿 
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。