政治学者 高橋 肇のブログサイト。 政治学を中心とした学術的なテーマを掲載。 その他のテーマは、たかはしはじめ日記へ。

 

Hajime TAKAHASHI's Politics

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Posted on 11:32:05 «Edit»
2010
07/05
Mon
Category:放送大学 高橋ゼミ(政治学ゼミ)

2010年度第2学期ゼミについて 

政治学ゼミ―政治学の新書を読むVOL.2―

昨年度のゼミでは、ゼミ参加者に毎回3人ずつ10分程度の話題提供をしていただき、それに基づき議論することで、ゼミ参加者各人の問題意識をお互いに深め合った。
今年度第1学期のゼミでは、政治学関連の新書を2週で1冊、計3冊を取り上げた。共通のテキストを土台にしてゼミ生全員で討論した。毎回のゼミで3~4名程度のコメンテーターを立て、担当部分の要約と提起する諸論点について、参加者全員で討論を深めた。
第2学期も同じ方式で行う。初回のゼミでテキストの候補を何冊か提案するので、その中からテキストにするものをゼミ参加者と相談して決定する。新書1冊につきゼミ2週にわたって取り上げ最低でも新書3冊をテキストとする。テキストの読解と討論を通じて、政治学の基礎知識と素養を身につけ、政治学的に思考するとはどういうことかについて理解を深めることが本政治学ゼミの目標である。


ゼミ日程

10/ 5  打ち合わせ
10/19
11/ 9
11/16
11/30
12/ 7
12/14

16:00~17:30


学習相談日
10/12
11/ 2
12/ 7

16:00~17:30(12/7は14:00~15:30)
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Posted on 12:06:34 «Edit»
2010
04/13
Tue
Category:放送大学 高橋ゼミ(政治学ゼミ)

2010年度 放送大学「政治学ゼミ」日程とテキスト 

2010年度 放送大学愛知学習センター「政治学ゼミ-政治学の新書を読む-」

本日(4/13)の打合せにて詳細は決定いたします。一応の予定は以下の通りです。

ゼミ日程(火曜16時~17時30分)

4/13 (本日)打合せ      (1wks)
4/27 1冊目前半        (2wks)
5/11⇒変更5/18 1冊目後半   (1wks)
6/1 2冊目前半 
6/8 2冊目後半         (1wks)
6/22 3冊目前半
6/29 3冊目後半


受講生とも相談して、以下のテキストの中から3冊を選びます。

(テキスト候補(本体価格))
a.大臣 増補版,菅直人,岩波新書,2009/12,\800
b.司法官僚―裁判所の権力者たち,新藤宗幸,岩波新書,2009/08,780
c.姜尚中の政治学入門,姜尚中,集英社新書,2006/02,\660
d.国家論―僕たちはいま、どこに立っているのか,田原総一郎,姜尚中,中島岳志,中公新書,2010/04,\860
e.明治維新 1858-1881,坂野 潤治,大野 健一,講談社現代新書,2010/01,\740
f.ベーシック・インカム入門,山森亮,光文社新書,2009/02,\840
g.デフレと円高の何が「悪」か,上念司,光文社新書,2010/01,\740
h.戦後世界経済史―自由と平等の視点から,猪木武徳,中公新書,2009/05,\940

相談の結果、
c.姜尚中の政治学入門,姜尚中,集英社新書,2006/02,\660
d.国家論―僕たちはいま、どこに立っているのか,田原総一郎,姜尚中,中島岳志,中公新書,2010/04,\860
e.明治維新 1858-1881,坂野 潤治,大野 健一,講談社現代新書,2010/01,\740
に決定いたしました。

今後のゼミの予定
4/27 「姜尚中の政治学入門」1,2,3,4章(報告者:横井、吉谷、小崎、長谷川)
5/18 「姜尚中の政治学入門」5,6,7章(報告者:福岡、鵜飼、小林)


姜尚中の政治学入門 (集英社新書)姜尚中の政治学入門 (集英社新書)
(2006/02)
姜 尚中

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6/1 『国家論』前半(①24-74 ②76-107 ③110-145)
6/8 『国家論』後半(④148-191 ⑤191-231 ⑥234-264 ⑦264-295 )


国家論―僕たちはいま、どこに立っているのか (中公新書ラクレ 346)国家論―僕たちはいま、どこに立っているのか (中公新書ラクレ 346)
(2010/04)
田原 総一朗

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6/22 『明治維新1858-1811』前半(①3-46 ②46-88 ③89-127 )
6/29 『明治維新1858-1811』後半(④127-159 ⑤162-199 ⑥199-227 )


明治維新 1858-1881 (講談社現代新書)明治維新 1858-1881 (講談社現代新書)
(2010/01/19)
坂野 潤治大野 健一

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Posted on 01:10:52 «Edit»
2010
02/07
Sun
Category:放送大学 高橋ゼミ(政治学ゼミ)

2010年度第1学期のゼミについて 

2010年度放送大学愛知学習センター政治学ゼミ


政治学ゼミ―政治学の新書を読む―

昨年度のゼミでは、ゼミ参加者に毎回3人ずつ10分程度の話題提供をしていただき、それに基づき議論することで、ゼミ参加者各人の問題意識をお互いに深め合った。
今年度のゼミでは、政治学の新書または政治関連の新書を1冊ずつ取り上げる。共通のテキストを土台にしてゼミ生全員で討論する。毎回のゼミでは3~4名程度のコメンテーターを立てる。コメンテーターが提起した諸論点について、参加者全員で討論を深め、政治学の基礎知識と素養を身につける。政治学的に思考するとはどういうことかについても理解を深める。
初回のゼミでテキストの候補を何冊か提案するので、その中からテキストにするものをゼミ参加者と相談して決定したい。第1学期のゼミでは、新書1冊につきゼミ2週にわたって取り上げ最低でも新書3冊をテキストとしたいが、ゼミ参加者の意欲次第では、毎回1冊ずつ計6冊に取り組んでもよい。これも初回のゼミで受講生と相談して決めたい。

---
ということで、2010年度の第1学期の政治学ゼミは、さらにゼミらしくなります♪ 乞うご期待♪


※放送大学客員としての勤務は継続します。
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Posted on 01:06:14 «Edit»
2010
02/07
Sun
Category:政治学B(中京八事/2009秋)

試験の結果について 

1/26に定期試験を実施しました。すでに採点を終え、成績表も提出しましたので、その結果について、統計的データを公開するとともに、若干のコメントを付しておきます。

受講者数 181名
受験者数 143名   (試験受験率  79.4%)

試験(70点満点)の平均点 61.9点 (※残り30点はレポート点 10点×3回=30点)

試験の成績が平均点の場合、仮にレポート点が0点だとしても単位取得となる。

評点全体(100点満点)の平均点は、77.0点だった。


レポート点(30点満点)と合わせた合計点(100点満点)による合否。

                (構成比 対受験者数)
S(90点以上) 28名   (19.5%)
A(80点以上) 56名   (39.2%)
B(70点以上) 34名   (23.8%)
C(60点以上) 14名   (9.8%)
D(60点未満) 11名   (7.7%)
F(不受験)    38名       (-)

合格率(対受験者数比) 92.3%

試験を受けた者のうち、92.3%が合格(=単位取得)。19.5%がS評価であった。A評価以上は、58.7%と、6割近くがA評価以上であった。

春学期と比べて、合格率が高かった。

コメントをいくつか。

1)今回は例年に比べて、評価Dの者は少なかった。評価Dの11名のうち、レポート提出0回の者が8名と圧倒的であった。ちなみに、この8名の試験の平均点は10.6点であった。レポート提出1回の者が2名(試験の平均点は15.5点)、レポート提出3回の者1名(試験15点)であった。

※今回D評価の者はレポート点がたとえ満点だったとしても、試験の点が極めて悪く、まったく合格可能性がない。いわゆる箸にも棒にもかからない状態だった
ことは残念である。

2)C評価14名のうち、レポート点を加えた100点満点中、65点以上が5名、60点以上65点未満が3名、55点以上60点未満が3名、50点以上55点未満が3名であった。本来ならば60点以上をC評価(合格)とすべきところ、50点まで救済した。

3)試験の評点を70点にしたことで、まったくレポートを提出しなくても単位を取得した者が5名いた。



追伸:来年度は本務先の学長職に専念するため、長年にわたる中京大学での非常勤にピリオドを打つことになりました。長い間ありがとうございました。この場を借りてお礼申しあげます。
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Posted on 14:40:00 «Edit»
2010
01/19
Tue
Category:政治学B(中京八事/2009秋)

政治学B(中京八事/火3/2009秋) 第14回  

2009年度秋学期
政治学B
政治とはなにか

第14回


「証言ドキュメント 永田町・権力の興亡
第2回 1996~2000
漂流5年 “数”をめぐる攻防」
(2009年11月2日(月) 午後10時00分~10時49分
総合テレビ)

「証言ドキュメント 永田町・権力の興亡
第3回 2001~2009
小泉 そして 小沢 “民意”をめぐる攻防」
(2009年11月3日(火) 午後10時00分~10時58分
総合テレビ)

を見た。

「権力政治」の現実を「共通の利益」実現のための政治という観点から眺めてみる。
それぞれの政治家にとっての「共通の利益」とはなにかということを考えながら見る。
さまざまな争いあう「共通の利益」の存在について理解を深める。
有権者にとっての「共通の利益」の変動についても理解を深める。
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Posted on 14:40:00 «Edit»
2010
01/12
Tue
Category:政治学B(中京八事/2009秋)

政治学B(中京八事/火3/2009秋) 第13回  

2009年度秋学期
政治学B
政治とはなにか

第13回


「証言ドキュメント 永田町・権力の興亡
第1回 1993~1995
“政権交代” 誕生と崩壊の舞台裏」
(2009年11月1日(日) 午後9時00分~10時08分
総合テレビ放送)

を見る。

「権力政治」の現実を「共通の利益」実現のための政治という観点から眺めてみる。
それぞれの政治家にとっての「共通の利益」とはなにかということを考えながら見る。
さまざまな争いあう「共通の利益」の存在について理解を深める。
有権者にとっての「共通の利益」の変動についても理解を深める。
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Posted on 14:40:00 «Edit»
2009
12/22
Tue
Category:政治学B(中京八事/2009秋)

政治学B(中京八事/火3/2009秋) 第12回 

2009年度秋学期
政治学B
政治とはなにか

第12回

政治とどうつきあうか
「善き生」と政治

「正」か「快」かを超えて
人は「正義」なしには生きられない
異なる「正義」のぶつかりあい

「快」や「楽」は、「苦」が前提
人間の生は「苦楽」から逃れられない


「生存」のための政治
「よく生きる」以前に、「生きる」こと

「善き生」をめぐる争いを避けること

「善き生」よりも「生存」(ホッブズ)
強制力による共存(正しさをめぐる争いからの脱却)
公共的権力の必要

「政治」という人間固有の営み
「善き生」のための政治か
「生存」のための政治か

「よく生きる」前に「生き」なければならない
「生存」することを目的(前提条件)に、「善き生」をめざす
複数の正義が争いあう中で、共存していく可能性と条件を探り、作り出すこと

人は政治にのみ生きるにあらず
自分にとっての「正しい」と、みんなにとっての「正しい」
公と私の区別

人は政治にのみ生きるにあらず
すべての人がいつでもどこでも政治にばかりつきあっているわけにはいかない

押し付けとしての政治
「みんなにとっての問題」
「自分にとって」大切な問題とは限らない

「自由意思」で決められるわけではない
こちらがいやでも向こうからやってくることがある

完全に避けるわけにはいかない政治とのつきあい

なぜ政治学は役に立たないか

政治とは、自由な意思を持つ人間の間の共存のための営みであり、特定の基準で割り切れるような共通の解をもたない
専門的な科学によってとらえきれない多面的な人間の営み

「科学としての政治学」の限界

政治と政治学
人を動かす技術としての政治
何らかの専門的な学問をやったからといって身に付くものでもない
政治家にとって役に立たない学問としての政治学

政治現象の認識の学としての政治学
政治とは何か?という問いの欠落
政治という営みがなぜ人間にとって重要な営みであるのか?にもかかわらずなぜ疎遠なのか?

政治とは何か 政治学とは何か
政治とは何か、政治的な問題とはどのようなものか、について理解する心と感覚をもたなければ、政治学にはならない

何が政治であるのか、政治的に重要な問題が何であるのか、についてはあらかじめ決まった答えはない

本書の出発点であり、結論


文献案内
マックス・ウェーバー,職業としての政治
同,職業としての学問
ザ・フェデラリスト
シュンペーター,資本主義・社会主義・民主主義

バーナード・クリック,政治の弁証
アンダーソン,想像の共同体
文献案内
プラトン,国家
ホッブズ,リヴァイアサン
ロック,統治論

牧野雅彦,政治思想への招待
同,ヴェルサイユ条約(中公新書)



レポート課題(その3)
『政治学はなんの役に立つか』
これまでの授業を踏まえて、可能な限り「自分の言葉で」まとめること。
A4用紙1枚にまとめること。

■提出日 1/19の授業時  (遅れて提出の場合には、1/26の試験答案提出時まで受け付ける。その際の評点は80%とする。それ以降の提出は受け付けない。) レポートの提出様式(授業用ブログに掲載)に従うこと
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Posted on 14:40:00 «Edit»
2009
12/15
Tue
Category:政治学B(中京八事/2009秋)

政治学B(中京八事/火3/2009秋) 第11回  

2009年度秋学期
政治学B
政治とはなにか

第11回

結局、政治とはなにか

人は「正義」なしには生きられない
異なる「正義」のぶつかりあい

「正しく生きる」「よく生きる」ための政治
「人々に媚びへつらうことではなく、人々をより優れた人間にし、よりよく生きることができるようにすること」
「善き生」の手段としての政治(プラトン、アリストテレス)

「生存」のための政治
「よく生きる」以前に、「生きる」こと
「善き生」をめぐる争いを避けること

「善き生」よりも「生存」(ホッブズ)
名誉や威厳
私的利害
理性
言語
権利
契約

強制力による共存(正しさをめぐる争いからの脱却)
公共的権力の必要


「政治」という人間固有の営み
「善き生」のための政治か
「生存」のための政治か

「よく生きる」前に「生き」なければならない
「生存」することを目的(前提条件)に、「善き生」をめざす
複数の正義が争いあう中で、共存していく可能性と条件を探り、作り出すこと

悪魔との共存?
どのような悪魔なら、どのような条件の下で協調することが可能か、どの程度なら妥協すべきか
あらかじめ決まった基準はない

チェンバレンかチャーチルか
いかに能力が優れていようが、いかに歴史的経験を踏まえようが、すべてを事前に判断できるわけではない
時間が経ってみないとわからない

創り出されるものとしての「公共性」
あらかじめ判断基準や共通解が存在しないところで「ともに生きる」ための共通解を見出そうとする営み
「公共性」はあらかじめ存在しているわけではない
政治という営みによって作り出された公共性が、さらに人々の生活と政治の新たな条件を創り出していく
連続的・歴史的な過程としての公共性

公共性の創出と維持

歴史と政治
「歴史的行為」
歴史的行為を記憶し物語る「歴史」という営み
「善き生」と「正当化」
「神話」や「伝説」や「民族の物語」

「神話」と区別される「歴史」の必要
「正義」の相対化としての「歴史」
古代ギリシアにおける「歴史学」

何が正しいか
「時間」が経ってみないとわからない
「立場」によっても異なる

死活問題としての政治
政治とは、妥協や取引きや駆け引きを含む営み

そもそも妥協すべき相手なのか
共通の利益から降りることも交渉の一つのカード
前もって判断できるのか
「賭け」の要素を含むものとしての政治的「決断」
決断に対するさまざまな評価や批判
「歴史」による評価
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Posted on 14:40:00 «Edit»
2009
12/08
Tue
Category:政治学B(中京八事/2009秋)

政治学B(中京八事/火3/2009秋) 第10回  

2009年度秋学期
政治学B
政治とはなにか

第10回


戦争と正義
正義の戦争はあるのか

くにとはなにか
国民国家と主権
国家間戦争とはなにか

内政と外交
共存のための技術としての内政
共存のための技術としての外交


「みんな」とは誰か?
さまざまな「みんな」
~クラス、学校、市、県、国
「みんな」の利益のくい違いや対立
⇒より大きな「みんな」の利益が優先されやすい
より大きな公共性の範囲

いまなお一番大事な公共性の範囲としての「国」
国家主権と戦争

世界全体のみんなかそれぞれの国のみんなか

文化とアイデンティティ
くらし方の違い、考え方の違い
文化を共有する集団としての民族や種族(エスニック)

アイデンティティ
自分はいったい何者なのか
自分の居場所はどこか
集団と個人
誰のために生き、誰のために死ぬことができるか

民族どうしの争い
正しさとはなにか

アイデンティティと相対化

共通の利益や公共性の単位としての国家や民族
国民国家(ネイション・ステイト)の時代
文化と言語コミュニケーション
「生きるのに必要な幻想」としての「想像の共同体」
生の意味、死の意味
民族の自己主張としてのナショナリズム
民族、宗教、主義、家族、血縁、、、

政治は「その他大勢」を相手にしなければならない
ナショナリズムの相対化


国民国家の基盤としての エスニックな共同体

国家とは
エスニックな共同体を基盤に組織された政治的共同体
「国家」および「国民」を形成する

エスニックとは外見的容姿や習俗(生活習慣)や言語の共通性を持つ集団
あるいは植民や移住の思い出(ウェーバー)

エスニックな共同体とは、「血統や起源を同じくしている仲間であると考えている人間の集団」

エスニックな共同体を構成する条件
集団固有の名前を持っていること
共通の神話を持っていること
共通の歴史的記憶を有していること
共通の文化を持つこと
特定の故国との結びつきを持っていること
構成員の多くに連帯感が存在すること
(アンソニー・スミス)
1~6は、相互に密接に関連

アイデンティティと文化
アイデンティティのよりどころとしての文化
集団に共通の文化は、世界と社会における自分の位置を示し、自分は何者であるかを確認してくれる存在
何のために、どのように生きればいいか、生きる意味と手がかりを与えてくれる存在
共通文化と連帯感

アイデンティティにとって、人々の外見的な所作や立居振舞、衣服、食事や住まいなどといった生活上のこまごまとした習慣などを通じて自ずとあらわれる文化の違いは、大きな意味を持つ

言語とナショナリズム
共通文化は共通言語に媒介される
新聞(NEWS)の時間的消費(アンダーソン)
国民とは、文字言語を媒体として多くの人々の頭の中で想像され共有されるようになった「想像の共同体」(B.アンダーソン)
文字媒体による自己表現
ナショナル・アイデンティティ
文字言語の文化的影響力
政治的な権力性


生きるための幻想~「死の意味づけ」
死に意味を与える存在
国家、国民、祖国、宗教、主義、家族、、、
生きるための幻想

相対的に多くの人を包括しうる幻想であった「エスニックな共同性」
エスニックな共同体を基礎にした主権的政治的組織としての「国民国家」

主権国家とは?
主権とは
一定の領域内における絶対的排他的な統治権
主権国家としての近代国家は、軍事・警察等の物理的強制のための手段を唯一正当に独占する
「国家とは、ある一定の領域の内部で、正統な物理的暴力行使の独占を要求する人間共同体である。国家以外のすべての団体や個人に対しては、国家の側で許容した範囲内でしか、物理的暴力行使の権利が認められないということ、つまり国家が暴力行使への「権利」の唯一の源泉とみなされているということ、これは現代に特有な現象である」(ウェーバー)

正統な物理的強制力の担い手 としての国家
主権国家内の争いは、-最終的には物理的強制力の発動によってでもー決着がつけられねばならない
「決着をつけなければ守れない共通の利益、公共の利益、国益が存在する」
主権国家存立の前提

共同体の死活の利益を擁護しなければならないと人々が感ずる
国益が存在する根拠

多民族国家における統合問題

単一のエスニック集団に依拠する国家
比較的統合は容易

複数のエスニック集団から構成された国家
国民共同体全体の文化と少数者の文化の折りあい

政党制を通じた統合
エスニックな共同体が特定の地域とつながりを持たない場合

連邦制や自治権の付与を通じた統合
エスニック集団と特定の地域が結びついている場合

共存のための技術~政治とはなにか
物理的な強制力の発動を最終的な担保としながら、強制力の発動をできる限り回避するために、お互いの利益や意見の相違をぎりぎりのところで調整することを迫られる
政治とは、互いの共存のために利害対立や意見の争いを調整したり妥協をはかったりしようとするさまざまな営み、すなわち「共存のための技術」

政治という営みは、物理的強制力の発動や、他者への強制としての権力とただちにイコールではない~「他者との共存の可能性をひらく試み」


内政と外交
主権国家内部における内政としての政治
(物理的強制力の発動を背景に、)その構成員に互いの利益や意見の相違を調整したり妥協をはかったりすることを要請する
「政治」という営みを通じて「共存」を要請する存在としての主権
主権国家間の政治としての外交
共存は絶対的要請であるとは限らない
対立が調停できなければ、決裂もしくは戦争
国内の場合には「内乱」


戦争と政治
戦争の場合には、なにがなんでもいずれかが勝たなければならないわけではない
共倒れの回避と共存のための政治の可能性

戦争の目的とは
必ずしも相手を殲滅するための殺し合いではない
相手を動かすための手段
共存のための努力としての政治の放棄
政治としての外交


ナショナリズムと政治
一国の利益を超える営みとしての政治~外交

ナショナリズムの核心にあるアイデンティティ
国民的使命感と自国の存在根拠
文化的使命(ウェーバー)
他の国民とは異なる存在であり、世界の中で果たすべき特別の役割、歴史的な使命があるという観念
他の文化に対する優越性ないし独自性
文化的使命と正義の主張
国際政治における共存の技術

ナショナリズムの相対化
共存のためにはお互いに対立しあう複数の「正義(使命)」を相対化しなければならない
共存のためにお互いの「正義」の間に折りあいをつける営みとしての政治
主権国家相互のあいだで、「共存のための技術」としての政治が要請されている
主権国家内とは違った困難がある

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Posted on 10:50:14 «Edit»
2009
12/07
Mon
Category:放送大学 高橋ゼミ(政治学ゼミ)

放送大学(平成21年度第2学期) 12/15 第7回  

12/15のゼミの話題提供者

ひらいわさん 
ひぐちさん 
さとうさん
てらむらさん


一人あたり5分程度(10分以内)の話題提供を行っていただき、ゼミ参加者全員 で討議する。

提供いただく話題をA4用紙1枚に簡潔にまとめ、事務室で人数分(22名分)コピーしたものを持参してください。
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